学年を超えて問いを交わし、研究を深める
2026年7月末、玉井ゼミでは、4回生の卒業論文報告会に3回生が参加するかたちで、ゼミ内での合同報告会を行いました。今年度の4回生の研究テーマは、児童扶養手当の制度設計、非正規雇用の拡大要因、中高一貫校の設置政策、市民討議会、観光政策、対中外交政策など、多岐にわたる社会課題を扱っています。それぞれが研究課題に向き合い、卒業論文の完成に向けて学術的な探究を深める過程として、本ゼミでは例年、この時期に卒業論文のゼミ報告会を行っています。
報告会当日は、4回生の報告に対して、3回生から本質を突くような質問が次々と寄せられました。4回生が回答に悩みながらも、一つひとつの問いに真摯に向き合う姿も見られました。こうした議論を通じて、4回生にとっては自身の研究内容を改めて見つめ直し、より説得力のある論理展開を考える契機となりました。また3回生にとっても、研究での問いの立て方や、研究との向き合い方に触れる貴重な経験となったことでしょう。学年の垣根を越えて多様な課題について議論を交わし、研究というものに向き合う充実した時間となりました。
夏休み明けには、学科全体での卒業論文中間発表会が予定されています。今回の報告会で得られた質問や議論も踏まえ、4回生はそれぞれの研究を深化させ、卒業論文の完成に向けて準備を進めています。

参加した学生の感想
合同ゼミでの報告は、卒業研究といった学術的な内容に基づいて、他学年と交流する貴重な経験となりました。私は日本の外交政策について研究をしていますが、通常のゼミとは異なり、今回は、後輩から普段とは異なる視点の意見をもらうことができ、刺激を受けましたし、今一度、自身の研究を考え直す良い機会となりました。合同ゼミで貰った指摘を活かして、より良い卒業論文執筆に向けて取り組んでいきたいと思います。(4回生 磯谷 要)
先輩方の発表および質疑応答を拝聴し、卒業論文における多角的な調査や客観的な検証の重要性を再認識しました。大勢の目に触れる場では論点の抜け漏れや新たな疑問点が浮き彫りになるため、日頃からの緻密な作業と論理的一貫性が欠かせないと痛感しました。1年後には自分が同じ立場で研究を問われるという緊張感とともに、身が引き締まる思いです。来年の執筆に向けて、今のうちから論点の立て方や分析手法について積極的に学び、自身の研究テーマの具体化を進めていきたいと考えています。(3回生 瀬島 美友紀)